KAIZEN
月産100万個の部品をつくるリバテックグループが、78年間続けてきた「1歩でも、1秒でもムダを省く」改善の文化をご紹介します。
先日、海外のロボット開発について書かれた、ある投稿を目にしました。
中国で長年ロボットを作ってきた起業家が、アメリカのロボット開発のやり方に向けて警鐘を鳴らしたものです。
▶ 元の投稿(X・英語):https://x.com/yeokch/status/2111327961949577304
「すごい部品を発明すれば、あとは量産するだけ」は通用しない
アメリカのスタートアップには、「まず究極の部品を発明し、量産のことは次の段階で考える」という筋書きがあります。筆者は、これは通用しないと言います。
本当に難しいのは、すばらしい仕組みを発明することではありません。
それを安定して、より良く作り続けるための製造工程の改善、つまり「プロセスエンジニアリング」だというのです。
差は「何千回も試して、直し続ける力」
筆者によれば、アメリカと中国の本当の差は、設計や作り方を何千回も試して直し続ける、膨大な手間をやりきる力にあります。
アメリカでは、そのための現場の知恵や管理の仕組みが失われてきました。また製造業で働く人の数はこの40年あまりで大きく減ってきたにもかかわらず、この仕事にはとにかく多くの人手が必要です。
では自動化を、となるところですが、従来型の自動化ラインを買えば解決する話でもない、と筆者は言います。必要なのは、次の5つです。
- 技術者がラインを歩き回り、現場で作業する人と話しながら、どこをどう良くできるかを考える
- 条件をいくつも変えた大がかりな試しを、50人以上を巻き込んで行う
- 何を測れば良し悪しが分かるか、試し方そのものを工夫する
- データと人の勘の両方で結果を読み、やり方を変えるか、次の試しに進むかを決める
- 新しいやり方を決めたら、作業の指示を出し直し、全員がその手順を一字一句守るところまで徹底する
筆者は、FoxconnやTSMCなどアジアの一流メーカーの本当の強みは、生産の規模ではなく、何千回もの試しをより良い作り方に変えていく「組織の仕組み」にある、と言っています。
読みながら、リバテックグループが78年間大切にしてきたことと重なると感じました。
規模は違っても、現場を歩き、試し、決めたことを全員で守りながら、少しずつ作り方を良くしていく。それが私たちの毎日の仕事だからです。
難しいのは「やりきる」こと
改善のアイデアを出すこと自体は、それほど難しくありません。
本当に難しいのは、次のことを続けることです。
- 毎日ラインを歩き、現場と話しながら、小さな改善をくり返すこと
- 決めたルールを、全員に徹底して守ってもらうこと
- 「頑張る」と決めたときに、全員が一丸となって同じ方向を向けること
- そして、会社として最後までやりきること
どれか一つだけなら、できる会社はたくさんあると思います。
でも、これを何十年も続けるには、それが身についた文化が必要です。
月産100万個の「1秒」
リバテックグループでは、毎月100万個の部品を製造し、その多くで同じ作業をくり返しています。
100万個を作るとなると、人の1歩、1秒の違いが大きな差になります。
リバテックグループには、「1歩でも、1秒でもムダを省く」という合言葉があります。
この合言葉のもとで、78年間、改善を重ねてきました。
見学に来られた方が気づいたこと
先日のオープンファクトリーで、多くの方に工場を見学していただきました。
ある見学者の方からは、手袋をまとめて置いている場所をご覧になって、「細かな工夫の一つひとつが洗練された印象を受けます」と言っていただきました。
手袋をどこに置くか、工具をどこに置くか。
一つひとつは小さなことですが、どれも「1歩でも、1秒でも」を毎日考え、決めたことをみんなで守り続けてきた結果です。
こうした取り組みを積み重ねることで競争力を保ち、お客様により良いご提案ができると信じています。
設備は買えても、文化は買えない
設備や工場は、もちろん大切です。
ただ、改善を全員でやりきることが当たり前になっている文化は、すぐには手に入りません。
78年かけて社員一人ひとりが身につけてきたこの文化は、リバテックグループの大切な財産だと考えています。
これからも、1歩でも、1秒でもムダを省く改善を続けてまいります。
当社の3つの強み(品質・価格・納期)は、こちらでご紹介しています。
▶ リバテックグループの強み
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