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【社員インタビュー】未経験の設備でも、挑戦は面白い。第1工場のMT旋削ラインを支える

2026.08.03

PEOPLE / 製造主任

未経験の設備でも、挑戦は面白い。
第1工場のMT旋削ラインを支える

A主任

初めての機械でも、挑戦できる環境がある。
だから頑張れる。

お話を伺ったのは、カワテックで第1工場のMT旋削ラインを担うA主任。入社10年目を迎え、いまや現場を引っ張る立場です。これまでの歩みと、仕事の中で感じているやりがいについてお聞きしました。

全国で260人ほど。珍しい名字を持つ、三重生まれの現場人

A主任の名字は非常に珍しく、全国でも260人ほどしかいないそうです。「実家は三重県南部の漁師町で、その地域を出ると親戚くらいしか同じ名字の人間はいないんです」と笑います。

地元・三重の高校を卒業後、新卒で大手の自動車部品メーカーに入社。11年ほど、いわゆる「3K」と言われる厳しい製造現場で腕を磨きました。「自分の担当が終わっても、新しいラインの立ち上げで夜遅くまで現場に残ることも多かった。体力的にも精神的にも、本当に鍛えられた時期でしたね」。この下積みで培った現場感覚が、今の仕事の土台になっています。

なお、これはあくまで当時の話。今も前職に残る同僚に聞くと、前職の社内の環境はずいぶん様変わりしているそうです。「ハラスメントの相談窓口ができたり、新しい制度が整ったり。当時と比べて、今はかなり働きやすい職場になっているみたいですよ」と、懐かしそうに教えてくれました。

カワテックでの10年。「師匠」たちの背中を継いで

前職を経て、カワテックに入社してちょうど10年。「人数が少ないぶん、一人が受け持つ仕事の範囲は広いです。ただ、人間関係も含めて、環境はとても働きやすい」とA主任は言います。

「社歴の順番から言っても、これからは自分が現場を引っ張らないといけない。その自覚は年々強くなっています」。

裏を返せば、それは若手にとって大きなチャンスのある職場だということでもあります。「今は、やる気さえあれば早いうちから責任のある仕事を任せてもらえる。人が少ないぶん、一つひとつの経験が確実に自分の力になります。成長したい人には、これほど恵まれた環境はないと思いますよ」

未経験の設備に挑む——MTスプラインライン移管

社会人人生で最も印象に残っているのは、5年ほど前。リバテックからMTのスプライン加工などの設備が、一気にカワテックへ移管されてきた時期です。

「それまで私はタービンハブの加工しか経験がなくて。見たこともない機械を前に、いきなり量産を立ち上げて製品を流さないといけなかった。もちろん忙しかったですが、新しい仕事に取り組むのはやりがいがあって、なんとか頑張り切れました」。未知の設備を一から立ち上げきったこの経験が、今のA主任の大きな自信につながっています。

「前職での下積みもそうですが、しんどい経験を一度乗り越えると、それが自信になるんです。『あのときやれたんだから、次も何とかできる』と思える。どんな課題や環境が来ても対応できるという“芯”のようなものは、そうやって少しずつ育っていくんだと思います」。

生産か、改善か——両立への挑戦

現在、A主任は第1工場のMTライン(スプライン加工・ハブフランジなど)を中心に、自ら加工ラインに入って生産を回しながら、段取り替え・工程管理・機械の修理・生産管理まで、幅広く担っています。

生産と改善、両立の工夫を考える面白さ

「本当は改善活動をもっと進めたい。ただ、納期を最優先する立場だと、生産と改善のバランスをどう取るかは、いつも頭を悩ませるところです」。それでも——「一番やりがいを感じるのは、自分でうまく工程を組んで、納期に遅れず予定通り生産を回しきれたとき。その達成感は大きいんです。生産を止めずに、どう改善の時間をつくるか。その工夫を考えるのも、今の仕事の面白さですね」

【編集後記】

未経験の設備立ち上げも「やりがいがあった」と前向きに振り返り、生産と改善の両立という難しいテーマにも「工夫を考えるのが面白い」と挑むA主任。
「納期を守り切ったときの達成感」を原動力に、日々現場を回しながら次の一手を考えるその姿勢に、第1工場を支える主任としての頼もしさを感じました。