「最後の砦」として全工場を支える。
生え抜き係長が語る、
モノづくりの面白さと完全自動化への挑戦
N係長
与えられた仕事は着実に、
とことんやり遂げるのが私の性分です。
高校卒業から19年、カワテック一筋で技術を磨き続けてきたN係長。現場をこよなく愛し、現在はすべての工場を幅広くサポートする「最後の砦」として活躍されています。今回はN係長に、入社の経緯やこれまでの経験、そしてカワテックの未来についてお話を伺いました。
地元で出会った天職。手動旋盤から広がる技術の世界
私は高校卒業後に新卒で入社し、現在19年目になります。Y係長とは同期であり、ともに「生え抜き」の社員です。就職活動当時は他にも多くの求人がありましたが、他社に行こうとは思いませんでした。後輩のお父さんがカワテックで働いていて会社にイメージがあったことや、実家から20分程度と近かったことが入社の大きな決め手です。
入社当初は、ひたすら手動の旋盤を担当していました。その後、夜勤を任されるにあたって自動機を扱えるようにステップアップしました。夜勤は1人で量産体制を見なければならないため、自動機の操作は必須条件だったのです。操作自体は覚えればそれほど難しいものではありません。
その後も基本的には旋盤をメインにやってきましたが、最近ではマシニング、ワイヤーカット、研削盤など幅広い設備を経験してきました。どれも面白いですが、とくに研削盤は製品を並べるセッティングが難しく、非常に勉強のしがいがありますね。今でも、体を動かして作業をする現場の仕事が本当に好きです。
「最後の砦」としての役割と、頭を使う新たな挑戦
現在、カワテックでは第1工場をY係長、第2工場(ピストン工場)をH係長が担当しています。私の立ち位置は少し特殊で、特定のラインを持たず、全体を幅広くサポートする遊軍的な役割を担っています。どちらかの工場で問題が起きた際や、手が足りない時に手伝いに行く、いわば「最後の砦」のような存在です。
係長という役職に就いてからは、理論的に頭を使って考える業務が増え、仕事のハードルが上がってきたと感じています。時には大好きな現場の旋盤作業に戻りたいと思うこともありますが、与えられた仕事は着実に、とことんやり遂げるのが私の性分です。
直近の業務としては、新しく入ってきたマシニングの立ち上げや調整、急遽発生した不良品の選別作業の応援などを行いました。最近はツールの変更に伴ってプログラムの座標を拾うなど、機械の立ち上げに関する頭を使う作業も増えています。新しいマシニングの設備が導入された際は、基本的に私が立ち上げを任される形になっています。
寛容な社風と、社内コミュニケーションの活性化に向けて
カワテックの魅力は、トゲトゲした人がおらず、上下関係も厳しすぎないため、気楽に働けるところです。上の人とも気軽に話せますし、下の人のことにも寛容な、いい意味で非常に「ゆるい」社風があります。新しく入ってくる方にも馴染みやすい職場だと思います。
社内のコミュニケーションについても、昔は第1工場と第2工場で別会社のように壁があり、お互いに知らんふりをするような雰囲気がありましたが、現在は行き来も増え、しっかりと連携が取れるようになってきました。
ただ、コロナ禍以降「黙食」がデフォルトになり、全員が同じ方向を向いて座る配置になっているため、お昼休みくらいしか話す機会がないのが現状です。タバコを吸う人は喫煙所でコミュニケーションが取れますが、吸わない人には話す場所がありません。関連会社のリバテックでは、先月から机を向かい合わせの4人席に変更する取り組みを始めたと聞きました。まだ時間はかかるかもしれませんが、カワテックでもコミュニケーションがより活発に行われる環境を作っていきたいですね。
完全自動化へのミッション
私個人の目標としては、今後も新しい機械やラインの立ち上げ業務の経験を積んでいきたいと考えています。そして会社としては、将来的な人員不足を見据え、人が全く不要になるレベルの「完全自動化」を目指しています。現在導入を進めている新規のマシンやロボットを活用しながら、いかに現場の省人化・自動化を進めていくかが私の今後の大きなミッションです。現在人が手作業で行っている旋盤の着脱作業などにロボットを導入するなど、自動化の提案と実行をこれからも積極的に進めていきます。
【編集後記】
長年の現場経験に裏打ちされた確かな技術力と、どんな仕事も「とことんやり遂げる」という強い責任感が言葉の端々から伝わってきました。現場を愛しつつも、会社の未来を見据えて完全自動化という新たなミッションに挑むN係長の姿は、非常に頼もしく魅力的でした。